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2026.04.20

思考や行動に影響を与える思い込み、その気づきにくさについて

index

  1. 1.思い込みの影響
  2. 2.気づきにくい思い込み
  3. 3.思い込みに気づくための方法

1.思い込みの影響

 人にはそれぞれ特有な思考・行動の傾向があります。そうした傾向は性格や特性の影響を受けて個々人の個性を形作っており、そのため同じ状況にあっても異なる思考・行動、そして結論を導き出すことになるのです。

 こうした個々人の傾向に強い影響を持っているものの一つが思い込みです。思い込みは先入観とか固定観念とも呼ばれますが、その場での状況を見て都度判断するのではなく、事前に結論が出ている、ある種の信念と言えます。

 思い込みは短期的にも中長期的にも人の思考・行動に影響を与えるものですが、短期的に影響している例としてたとえば、探し物をしていてなかなか見つからなかったのに、人に手伝ってもらったらあっさり見つかった、なんてことを経験したことのある人もいると思いますが、そういう時は「ここにはないだろう」という思い込みがあるかもしれません。視界に入っていても見つけられない。見てはいても視えてはいない状態なのだと思います。

 思い込みを事前に出ている結論と表現しましたが、そのような決め打ちは効率的に情報を処理していくためには有効な方法です。人が日々接する膨大な情報を逐一詳細に分析して判断していたら、物事への対処が間に合わなくなってしまうでしょう。

 ただ、思い込みによる情報処理は、今この瞬間の状況から導き出された結論ではない以上、判断や対処にどうしても現実とのズレが生じてしまう可能性があります。

2.気づきにくい思い込み

 思い込みのためにうまくいかないことがあるなら、思い込みを修正して実際の場面に即して思考・行動すればいいと思うかもしれませんが、ある種の信念と書いたように、それを訂正することは難しく、場合によっては気づくことも難しいことがあります。

 理由のひとつは、思い込みが事実のように感じられることです。たとえば、自分は要領が悪い、というのはあくまで自分に対する主観的な見方なのですが、長年そういった考えを続けていると要領が悪いことが自分の中で事実と化してしまい、要領が悪いことを前提として思考・行動をしてしまうようになります。

 また別の理由として、思い込みを裏付けるような情報を偏って集めやすいことがあります。これは確証バイアス、最近ではエコーチェンバー現象という言葉を目にすることも多いですが、自分の考えの証拠となるような情報を受け取りやすく、自分の考えを否定するような情報は無視しがちになることです。結果として、たとえ最初は半信半疑だった考えであっても繰り返し補強されていくうちに、その考えは絶対的に正しいものになり、思い込みとして定着し検証されることがなくなります。

 思い込みに気づくことが難しいのは、それが考えを始める時の土台、前提になるためです。上項で挙げた探し物の例でも、探したけど見つからなかったということがあるにしても、ここにはないという(自分の中の)事実を前提としてどこを探すか考えているため、ここにあるかもしれないという意識を欠いてしまい、ここにはないと自分が思い込んでいることにも気づきにくくなります。

 土台はその上にものを積み重ねていくために必要なものですが、積み重ねれば積み重ねるほど土台はそのものはどうしても見えなくなっていきます。前提となった思い込みに気づきにくくなることは避けがたいことなのだと思います。

3.思い込みに気づくための方法

 上でも述べたように、思い込みは情報処理を効率的に行うためには欠かせないものです。不都合がなければ敢えて見直す必要はないのですが、どうしても現実とのズレは起こってきます。そういう時に思い込みに気づけないと同じ失敗を繰り返してしまう可能性がありますし、思い込みに気づく方法を考えることは重要だと思います。思い込みは多くの場合、「~べき」「~ねばならない」という形で存在することが多いです。

 思い込みはある種の信念、と書きましたが、信念は生きる上での指針になっていることがあります。そうした信念に触れるような事柄に対しては強い感情が起こることが少なくありません。うまくいかない場合はネガティブな感情が多いと思いますが、そうした感情の背後に「こうあらねばならない」とか「こうあるべき」という思い込みがあるかもしれません。感情を手掛かりにすることで思い込みに気づけることがあります。

 ただ、強い感情を伴わないこともあると思います。その場合は自分の思考の経過を遡ってみるといいかもしれません。自分が今考えていることが他のどんな考えに基づいているのか、積み上げた考えをひとつずつ外していくことで土台を確認することができると思います。

 思い込みが物事をスムースに進めることを妨げているとすれば、その思い込みに気づくことは重要だと思いますが、思い込みは必ずしも訂正ができるものだとは限りません。「探しているものはここにはないだろう」というくらいの思い込みならば、訂正することはそれほど難しくはないですが、生き方や基本的な価値観に関わるような思い込みは簡単に変えることはできません。その場合はまた別の解決法を検討するか、時間経過で思い込みが変化するのを待つしかないかもしれません。

 何かしらの問題が起こった時に、解決を妨げている原因が思い込みにあるとは限りませんが、判断するためにはまずは気づきが必要ですし、また自分の思い込みについて考えを巡らせることは、自分の視野を広げることにもつながるかもしれません。頭の体操にもなると思いますので、たまに自分がどんな思い込みを抱いているか思索してみるのもいいと思います。

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「文責:川上義之
 臨床心理士、公認心理師。病院や福祉施設、学校などいくつかの職場での勤務経験があり、心理療法やデイケアの運営、生活支援などの業務を行っていました。2019年に新宿四谷心理カウンセリングルームを開設、現在は相談室でのカウンセリングをメインに行っています」

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