
Orientation
カウンセリングの方向性
カウンセリングではご相談される方のお悩みや困りごとをどのように改善・解決していくか、ご相談される方とカウンセラーが話し合い、共に考えていきますが、そのための理論や技法がいくつも考えられています。
何らかの問題を改善・解決することを目的としてカウンセリングは行われ、そのための技法は様々ですが、その目的を達成するためにカウンセリングで話し合われる方向性としては大きく3つに分けられます。それは、環境調整・症状改善・自己探索の3つです。
これらの3つは技法の種類によってどれか1つが話し合いのメインになることが多いのですが、カウンセリングの過程によっては方向が変わっていったり、複数の要素が重なったりすることもあります。
3つの方向性
環境調整
環境調整はその人が生活する環境を変化させることによって困り事や悩みを改善していくもので、本人ではなく周囲の変化によって本人の適応状態の向上を目指していきます。
この方法は困っている状況を改善していきたいけれど、問題を抱えている本人が1人で問題に取り組むことが難しい場合に、周囲の人たちと協力することで状況を改善していく、または問題に取り組める状態をつくっていこうとする時に有効な方法です。
症状改善
症状改善はうつ気分や不安などの心理状態、問題となっている行動や状況を改善することを主な目的としたもので、相談される方が自身の状態を変えていくことを目指していきます。
環境調整と比較するなら、この方法は問題を抱えている本人が問題に取り組んでいけることと併せて、変えていこうとする状態や状況が明確である場合に有効な方法です。困っている事柄や改善方法、改善した状態について具体的に取り組んでいきます。
自己探索
自己探索は問題を明確にしたり自己理解を深めたりすることを目的にしたもので、何かを改善するというよりは、自分自身のよくわからないところを知る、明確にすることを目指していきます。
カウンセリングを始める時、あるいは進めていく過程であっても、何が自分にとって問題であるのか、自分は何をしたいのかということが明らかでなくなることもあります。自己理解を深めることによって取り組むべき問題や進んでいく方向を明確にしていきます。
当ルームで行っているカウンセリング技法についてはこちらをご参照ください。