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2021.03.18

ストレスについて②

index

  1. 1.ストレッサーをどう捉えているか
  2. 2.ストレッサーへの対処法
  3. 2-1.問題への対処
  4. 2-2.感情への対処
  5. 3.健康維持のために

1.ストレッサーをどう捉えているか

 前回、自分がどんな出来事(ストレッサー)からストレスを受けているかをみきわめることが大事ということを書きましたが、同じような出来事であってもストレスを感じる人もいれば、それほどストレスを感じない人もいます。このような違いはその状況にどれくらい脅威を感じているか、自分がその状況をどれくらいコントロールできるか、などの要因から生じているといわれています。

 つまり、その状況が自分にとってより深刻で自分の力ではどうにも出来ないと捉えている場合はより強いストレスを感じるでしょうし、逆にそれほど深刻な状況ではなく自分の力でなんとかなると捉えている場合はそもそもそれがストレスであるとは思わないかもしれません。

 ストレッサーへの対処法を考えていくためには、自分にとってどんなことがストレッサーになっているのかをみきわめた上で、そのストレッサーを自分がどんなふうに捉えているのかを考えてみることが重要になります。

2.ストレッサーへの対処法

 ストレッサーのみきわめが出来、それに対する自分の捉え方がわかってきたら、その次に対処法を考えていくことになります。対処法は大きく分けて、問題の解決を目指す「問題への対処」とストレッサーによって生じている感情を調整することを目的とした「感情への対処」の2通りに分けられます。

2-1.問題への対処

 対処法のひとつはストレッサーとなっている問題の解決を目指す方法です。たとえば、友人とけんかをして関係が悪くなってしまった時には謝り仲直りをして関係を修復するなどが問題への対処法になるでしょう。

 問題への対処はストレッサーとなる問題の解決を目指すものであり、解決出来てしまえばそれ以降はストレスを受けることはなくなりますので理想的な対処法ではありますが、問題の内容によっては解決が難しいことも少なくありません。そのような場合には次に挙げる感情への対処を同時に行っていくことになります。

2-2.感情への対処

 ストレスを受けることはストレッサーとなる出来事がどんな種類のものであれ緊張を感じるものですし、それが続くと心身ともに調子を崩してしまうかもしれません。ただ、問題の解決が難しい場合、その状況が続いてしまうことになります。そのような時には問題に直接対処するのではなく、問題があることによって生じている感情や緊張を和らげることが心身の調子を維持する上で重要になります。

 たとえば、問題について人に相談をしたり、問題から離れて趣味の時間をつくったりすることなどが挙げられます。感情への対処は問題に直接取り組むわけではありませんが、自分の状態を整えることによって問題に取り組むための準備をするといえると思います。

3.健康維持のために

 ストレッサーとなる出来事(問題)は多かれ少なかれストレスを感じるものですし、その意味では問題はない方がいいのかもしれません。ただ、ストレスを感じることが全くない生活というのはなかなか想像がつかないと思います。そのため生活の中で起こる問題やストレスとどう付き合っていくかということが重要だと思います。

 ストレッサーのみきわめとそれに対する捉え方、自分がどんな対処法をもっているかということをしっかり考えていくことでストレス状況を管理出来る可能性が高くなると思いますし、それによって心身の不調なども緩和出来るのではないでしょうか。ストレス状況を管理出来るようになれば、将来的に起こる可能性のある状況にも事前に備えておくことができるかもしれません。

 ストレスを感じる状況や対処法はかなり個人差のあるものです。そのためどんなことにストレスを感じやすいか、行うことの多い対処法はどんなものか、など自分の特徴を理解しておくことは問題に取り組んでいく上で有益です。また、一人で取り組むことが難しい場合には人に相談することも大事ですし、近しい人でなくとも相談の出来る場所などもあると思います。

 問題を抱えることは多くの場合、困った事態になりますし、全ての問題がそうではないかもしれませんが、問題を困り事であると同時に自分が成長出来る機会でもあると捉えればよりポジティブに問題を考えることができるのではないでしょうか。

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「文責:川上義之
 臨床心理士、公認心理師。病院や福祉施設、学校などいくつかの職場での勤務経験があり、心理療法やデイケアの運営、生活支援などの業務を行っていました。2019年に新宿四谷心理カウンセリングルームを開設、現在は相談室でのカウンセリングをメインに行っています」

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